ホームページ制作の見積もりを前に、この金額が高いのか安いのか分からない——そう感じるのは自然なことです。実は、最初に見るべきは金額の大小ではなく「内訳が分かれているかどうか」。ここが見積もりの読み方の出発点です。
内訳は6つに分けて確認する
ホームページ制作の工程は、大きく「設計(構成やページ数の決定)」「デザイン」「実装」「原稿作成」「写真・画像」「公開後の保守」に分かれます。見積もりにこの区分があるかをまず確認してください。内訳が見えれば、どの工程に費用がかかっているのか、自社で担える部分はないか、といった判断ができるようになります。
「一式◯円」だけの見積もりが危うい理由
「制作一式◯◯円」とだけ書かれた見積もりは、安く見えても中身が分かりません。原稿や写真が含まれるのか、ページ数が増えたら追加になるのか、修正は何回までか——曖昧なまま契約すると、後から追加費用を求められたときに妥当かどうか判断できません。一式表記そのものが悪いわけではありませんが、契約前に「この一式に何が含まれますか」と書面で確認しておくことをおすすめします。
原稿と写真は「誰が用意するか」で変わる
見落とされがちなのが原稿と写真です。文章や写真を自社で用意するのか、制作会社側が作るのかで、金額も納期も大きく変わります。「原稿支給」とあれば自社で書く前提です。書く時間が取れずに公開が数か月遅れる、というのはよくあるつまずきなので、分担は契約前にはっきりさせておきましょう。
公開後の更新費用を契約前に聞くべき理由
ホームページは公開して終わりではなく、お知らせの追加や情報の修正がほとんどの場合発生します。「文言修正1回あたりの費用」「月額保守に含まれる範囲」「自社で更新できる仕組みかどうか」は、契約前に確認したい点です。制作費が安くても、更新のたびに費用がかかる契約では、数年単位で見ると総額が逆転することもあります。
なお、制作費の相場を一概に示すことはできません。ページ数やデザインの作り込み、原稿の分担などで金額は大きく変わり、同じ要件でも会社により見積もりは様々です。「安いから悪い、高いから良い」と単純に判断できるものでもありません。
見積もりが届いたら、まず「内訳の有無」「原稿と写真の分担」「公開後の更新費用」の3点を確認してみてください。それでも判断に迷うときは、契約前に第三者の目を入れて整理してみるのも一つの方法です。
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